大学教育改革 T38 9月24日 (金) 13:00〜15:00
大学における授業改善
〜学びの質の向上を目指す先進事例〜
講演内容:
模擬授業や模擬医療面接など実習型授業へのPF-NOTEの活用
授業用リモコン「クリッカー」と、授業収録を統合したシステム「PF-NOTE」を活用した実習型授業での取り組みを紹介します。具体的には、(1)教員を目指す学生のための授業力育成(2)医師を目指す学生のための医療面接実習(3)PF-NOTEの未来:スタンフォード大学との共同研究、の3点を主なトピックとして、事例を挟みつつ紹介します。情報機器を活用する授業では、機器の機能に注目が集まりがちです。しかしながら、学生の学びの質を向上させるためには、機器をただ使うよりも、ある原則に従って使うほうが良いと考えます。この講演では、その原則を示すとともに、PF-NOTEを活用した授業への原則の応用例をお話しします。

東北大学大学院 准教授
中島 平 氏

教員養成系大学におけるICT活用と情報教育
東京学芸大学における、学修・キャリア支援へのICT活用の実践と、教員養成系大学ならではのICT活用の試行を、今後の計画と合わせて紹介する。また、初等教育教員養成課程に今年度開設した情報教育選修をはじめとした、「教育の情報化」についてきちんと身につけてもらうことを目指した教員養成の試みを紹介する。

東京学芸大学 教育実践研究支援センター 情報教育支援部門 准教授
加藤 直樹 氏

ケイタイを活用した出欠確認システムから授業アンケート、双方向授業への展開(関西地区FD連絡協議会 FDメディア研究SG)
ケータイでの出席登録、大教室の出欠確認が瞬時に終了、代返ができないなど、2005年に話題になったシステムが今、授業評価でも注目されている。リアルタイムなアンケート集計、高い回収率、低コストを実現している。加えて、授業中の小テストや電子ミニッツペーパなど、進化するケータイシステムをご紹介します。

大阪成蹊大学 現代経営情報学部 准教授
福永 栄一 氏