大学の情報化 T24 6月5日 (木) 10:00〜12:00
e-Learningの方向性とその活用
講演内容:
OCWとe-Learning(内外の動向および展望)
2001年にMITにより提唱された大学講義情報のインターネット公開活動であるオープンコースウェアは世界130団体の取り組みとなり、いよいよ本格的な第2段階を迎えようとしている。ここでは内外のOCWの動向を基にして今後のe-Learningの展開との関連を含めて将来展望について述べる。

慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構(DMC) 教授
福原 美三 氏


eラーニングへの挑戦 〜明治大学ユビキタスカレッジ〜
明治大学ユビキタスカレッジは、中央教育審議会の答申『我が国の高等教育の将来像』において述べられている高等教育への要請に応えるべく、本学のユニバーサル・アクセスの飛躍的拡大を目指し設置されました。そして、「多様な学習に対して多様な高品位の学習教育環境を創造し提供すること」、「継続的な教育改革・教育改善を行っていくこと」を実現するため、様々な学内外の機構と連携し、eラーニングを活用した新しい教育方法を積極的に取り入れるべく、2007年度後期より、通学生、科目等履修生(通学)を対象としたeラーニングによる正規科目としての授業を開始しました。eラーニングは、eラーニングそのものとeラーニングにて展開する科目の性質・特徴を捉えた上で、教材を作成し、正しい運営を行うことで、大きな教育効果、学習効果を得ることができます。明治大学ユビキタスカレッジでは、このことを実現するために、高等教育における構造問題とeラーニング特有の問題を踏まえ、教える側と学ぶ側双方の視点から運営体制を確立し、「インストラクショナルデザインに基づく授業設計」と「万全なサポート体制」を重点ポイントに置き取り組んでいます。本セミナーでは、この取り組みの紹介と同時に職員の立場から、ここまでの苦労話を交えてお話をしたいと思います。

明治大学財務・資産管理部資産管理課システム管理グループ
宮原 俊之 氏


日本大学国際関係学部でのサイバーキャンパス構想の実践と現状
日本大学国際関係学部では、平成15年からWebCTを中心としたe-Learningシステム(MIISHAプロジェクト)を導入し、文科省のサイバーキャンパス整備事業にも選定されました。プロジェクト開始から5年が経過し、当初立案したプロジェクト計画

日本大学国際関係学部 准教授
川口 智彦 氏