教育の情報化 O15 6月21日 (木) 10:00〜12:00
学校における多彩なコンテンツを活用した様々な取組み
講演内容:
倉敷市立学校でのICT活用環境の整備 〜倉敷教育ネットの利用〜
倉敷市では、学校教育を支援し充実させるためのICTにおけるキーワードの一つを「ネットワーク」と考え、平成12年より学校教育に利用するセンター運用型ネットワークとして、「倉敷教育ネット」を構築しました。その後、地域イントラ整備での光ファイバーによる全校の接続、市内一斉の校内ネットワークの整備を行い、「倉敷教育ネット」を活用してきています。そして、これらの整備と同時に、学習指導をより充実できるように、ハードウェアやソフトウェア、コンテンツ等を徐々にではあるが整備してきています。今回は、このように整備してきた学校でのICT活用環境の中で、子供たちの学習環境に視点を当て、本市における状況を紹介します。

倉敷市教育委員会 倉敷情報学習センター 館長
兼 教育総務課 課長 主幹
永瀬 芳弘 氏


地上デジタル放送を活用した授業実践とその可能性
2011年7月にせまったアナログ放送終了をうけ、地上デジタル放送への移行が家庭でも進んできています。高音質・高画質・双方向通信・データ放送など、デジタルだからこそ容易にできる「地デジ」の特徴を教育現場ではどのように生かせるのか。今までの授業実践を紹介しながら現状と今後の可能性について考えていきたいと思います。

学校法人須磨学園 須磨学園中学校
高瀬 朝彦 氏


NHK教育用映像の配信実証実験プロジェクト「オアシス」
NHKの学校向け番組とビデオクリップを全国の学校に3年間無料配信するオアシスプロジェクトの報告。
オアシスは、昨年11月から配信を開始し、現在、5000校を超える学校から申し込みを頂いています。特徴は、パソコンの全画面表示やプロジェクターで拡大表示しても細部まで見える高画質(1.5Mbps)、そして、約3000本という良質なNHKコンテンツの豊富さです。
オアシスを使えば、設備がなくて理科の実験ができなかったり、実際に社会見学に行く時間がなくても、映像で体験できます。
オアシスがどういうものか、そして、その利用状況の報告です。

財団法人マルチメディア振興センター
中出 雅信 氏