教科教育 S08 11月21日 (水) 16:00〜17:30
次代を担う人材への理科教育の充実
講演内容:
学習指導要領改訂に向けた取組の状況と理科改善の方向性
平成17年2月に文部科学大臣から,国の教育課程の基準全体の見直しについて検討するように中央教育審議会に対して要請があったが,それからすでに2年半以上が経過している。学習指導要領の改訂に向けた取組はどのようになっているのか,これまでの経緯とこれからの展望について説明する。
また,中央教育審議会の教育課程部会が本年10月にとりまとめた「教育課程部会におけるこれまでの審議の概要(検討素案)」の中から,学習指導要領改訂の基本的な考え方と理科改善の基本方針及び改善の具体的事項について紹介し,理科の学習指導要領をどのように改訂しようとしているのか説明する。

国立教育政策研究所 教育課程研究センター 研究開発部
(兼任:文部科学省 初等中等教育局 教育課程課 教科調査官)
笹尾 幸夫 氏


学校とともに創造する科学空間
青少年をはじめとする国民の科学技術離れや理科離れが指摘されているなかで、科学する喜びを味わい、創造性の基礎を培う体験的活動や探究活動、課題研究は年々重視されてきています。本市では、小学3年生と中学2年生による当館での学習活動が教育課程に位置づけられており、触れて、感じて、考えながら科学の楽しさに親しむ活動を先生方と一緒に考え、実践しています。学校との連携を中心に、科学への関心を引き出し、理解を深めるための取り組みについて紹介します。

自然科学学習館 主査
渡邉 系一 氏