大学改革 O09 6月21日 (木) 10:00〜12:00
大学に求められるコンプライアンス
講演内容:
大学のITコンプライアンス推進事例紹介
−静岡大学の取り組みと今後の展開−

近年、大学のあり方、モラルが根本的に変わりつつあります。「大学を守る厚い壁」がITにより突き崩されはじめ「大学ではこんなひどいことが行われてきたの?」と、あきれてしまうようなことが白日のもとにさらされて始めました。大きく変化しつつある環境の中で大学運用を的確に行うことは従来に比べて極めて難しくなってきました。新しい大学運用は従来の「教育、研究、サービス」の向上努力だけでは不十分で、「組織の内部統制」および「コンプライアンスの高水準保持」への資源配分、気配りが同じくらいの重要になってきました。今回の講演では、静岡大学で昨年実施した「ソフト違法コピー撲滅運動」を手始めとする「ITコンプライアンス確立」の為の取り組み状況を紹介し「どうすれば新しい理想的な大学運用を実現できるか」という問いに対する有効な具体策のひとつをお話したいと思います。今回の講演が、皆様の属している大学の改革にお役に立てることができることを期待しています。6月発売の「大学ITコンプライアンス」(静岡学術出版)という新書で内田洋行殿ほかの皆様と詳細を述べておりますので、ぜひ併せてご活用いただけると幸いです。

静岡大学 ITコンプライアンス推進室 静岡室長 兼 総合情報処理センター 准教授
井上 春樹 氏 


京都大学におけるコンプライアンス推進
〜ソフトウェア資産管理の実践事例〜

京都大学は、コンプライアンス実現のため、PCとソフトウェアの可視化と適正なライセンス管理への取り組みを開始しました。
事務組織で約2500台におよぶPCの調査のため、推進体制を整え、学内に周知徹底し、IT資産管理システムを導入して、その実現に向けた取り組みを行われています。
全学数万台規模での実現に向けた構想を含め、ソフトウェア管理の具体的内容を、苦労話などを交えてお話いただきます。

京都大学 情報環境部 情報企画課長
清水 晶一 氏

京都大学情報環境部情報システム管理センター
田村 喜英 氏
小椋 正道 氏


大学のIT資産管理を支援するASSETBASEのご紹介
ソフトウェア適正管理に関する文部科学省通知(2006年2月)、私立大学情報教育協会(私情協)の「ソフトウェア適正管理のガイドライン」(2007年3月)など、ソフトウェアとライセンスの管理が注目されています。
ソフトウェアという見えない資産をいかにして“見える化”するのか、そして継続的な適正管理をどう実現するのか、この課題の解決をご支援するIT資産管理サービスをご紹介いたします。

(株)内田洋行