大学の新たな情報化の流れ T10 6月7日 (木) 10:00〜12:00
大学に求められるコンプライアンス
講演内容:
大学のITコンプライアンス推進事例紹介
−静岡大学の取り組みと今後の展開−

近年、大学のあり方、モラルが根本的に変わりつつあります。「大学を守る厚い壁」がITにより突き崩されはじめ「大学ではこんなひどいことが行われてきたの?」と、あきれてしまうようなことが白日のもとにさらされて始めました。大きく変化しつつある環境の中で大学運用を的確に行うことは従来に比べて極めて難しくなってきました。新しい大学運用は従来の「教育、研究、サービス」の向上努力だけでは不十分で、「組織の内部統制」および「コンプライアンスの高水準保持」への資源配分、気配りが同じくらいの重要になってきました。今回の講演では、静岡大学で昨年実施した「ソフト違法コピー撲滅運動」を手始めとする「ITコンプライアンス確立」の為の取り組み状況を紹介し「どうすれば新しい理想的な大学運用を実現できるか」という問いに対する有効な具体策のひとつをお話したいと思います。今回の講演が、皆様の属している大学の改革にお役に立てることができることを期待しています。6月発売の「大学ITコンプライアンス」(静岡学術出版)という新書で内田洋行殿ほかの皆様と詳細を述べておりますので、ぜひ併せてご活用いただけると幸いです

静岡大学 ITコンプライアンス推進室 静岡室長
兼 総合情報処理センター 准教授
井上 春樹 氏


私立大学におけるコンプライアンスへの取組み
 〜ソフトウェア適正管理と私情協ガイドライン〜

私立大学情報教育協会(私情協)は、2007年3月の通常総会において、「ソフトウェア適正管理のガイドライン」をまとめました。その目的は、大学全体、すなわち教室や研究室、大学事務組織まで全てを対象とし、適正利用の実現を推進していくことにあります。
大学におけるコンプライアンスの重要性が増すなか、知的財産の保護の観点はもちろん、社会に学生達を送り出す教育機関として、ソフトウェアの適正な管理は大変重要な課題です。
私情協として、この課題に対する取組みをどのように求めていくのか、具体的内容をお話いただきます。

社団法人私立大学情報教育協会事務局長
井端 正臣 氏


大学のIT資産管理を支援するASSETBASEのご紹介
ソフトウェア適正管理に関する文部科学省通知(2006年2月)、私立大学情報教育協会(私情協)の「ソフトウェア適正管理のガイドライン」(2007年3月)など、ソフトウェアとライセンスの管理が注目されています。
ソフトウェアという見えない資産をいかにして“見える化”するのか、そして継続的な適正管理をどう実現するのか、この課題の解決をご支援するIT資産管理サービスをご紹介いたします。

(株)内田洋行