英語教育 N06 10月31日 (火) 10:00〜12:00
大学英語教育を考える
講師:
名古屋学院大学 外国語学部 教授
柳 善和 氏

東京女子大学 視聴覚教育センター長
文理学部英米文学科 教授
溝越 彰 氏

(株) 内田洋行
講演内容:
大学での基礎教育センターの試み:学習者共同体の構築に向けて
大学生の学力の多様化と個別化という問題は大学英語教育にとって大きな課題である。名古屋学院大学では2005年から基礎教育センターを設立し、学生の学習支援を試みている。特に英語部門では多くの学生が英語の学習方法のカウンセリングに訪れ、それぞれの目標にあった教材の紹介や学習状況のチェックを受けている。また、学生の指導に大学院生や学部上級生を積極的に活用し、学習共同体の構築を目指している。教員から一方的に教えられるのではなく、自分と学習環境が近い上級生との交流の中で学生は成長していく。大学英語教育を考える際には授業のカリキュラムの観点だけでなく、学習者共同体という観点も必要である。このようなシステムの運営方法や将来の課題について述べたい。

名古屋学院大学 外国語学部 教授
柳 善和 氏


「英語が使える」ための英語教育とは?〜東京女子大学の取り組み〜
東京女子大学では2004年度の「現代GP」「仕事で英語が使える人材の育成」部門で「キャリア・イングリッシュ・アイランド」というプログラムが採択されましたが、その活動の模様や問題点などを紹介します。それを通して、実学系でない「リベラル・アーツ大学」の英語教育において「仕事で使えるための英語力」とはなにかという問題を考えることにより、大学における英語教育の1つのあり方を提示したいと思います。

東京女子大学 視聴覚教育センター長
文理学部 英米文学科 教授
溝越 彰 氏


語学支援システム『PC@LL』 を活用した新しい学習スタイルのご紹介
現在、「PC@LL」は大学を中心に数多くご導入いただいております。授業や自習で活用いただけるPC@LLの最新技術をデモを交えてご紹介します。あわせて、CALLによる語学学習の新しいスタイルをご提案させていただきます。

(株) 内田洋行