英語教育 N07 10月31日 (火) 13:00〜15:00
英語が使える日本人戦略構想
講師:
文部科学省 初等中等教育局
国際教育課 課長
手塚 義雅 氏

高山西高等学校 英語科主任 SELHi担当
第1回全国高校生英語ディベート大会
事務局長
宮川 純一 氏

埼玉県立南稜高等学校 教諭
外国語科長
小河 園子 氏
講演内容:
日本人にとっての英語の意義
外交現場で外交業務に携わってこられた経験を基に、日本人にとっての英語の意義を『「英語が使える日本人」行動計画』を絡めながらお話いただきます。

文部科学省 初等中等教育局 国際教育課 課長
手塚 義雅 氏


初級レベルから上級レベルまでを網羅する段階別の英語ディベート指導方法の研究
英語ディベートに取り組み8年、生徒の発話や聴力の伸長に驚く。SELHiに指定され組織立った指導法を確立したいと思った。初期段階では事前に作成された原稿や資料からゲームを始める形は正にロールプレーであり、日本語から始める形は「訳先渡し」とも言える。生徒vs生徒の前に、教師vs生徒の「乱取り」型の真剣勝負で教師は模範を示す。先生をやっつけようとするのも大事なモチベーションだ。一つの論題で型を繰り返すなかで発展が見られる。徐々にロールプレーからの脱却が始まる。自分の言葉として英語が発せられ、生徒は自信をつける。ディベートは語学習得の重要な武器となりえることを報告したい。また、スタート段階の「サーキットスピーチ」の有用性、全国大会開催についても紹介したい。

高山西高等学校 英語科主任 SELHi担当
第1回全国高校生英語ディベート大会 事務局長
宮川 純一 氏


地域連携型SELHiと国際コミュニケーションリテラシーの養成
埼玉県立南稜高等学校のSELHi事業の報告の中で、特に次の3点についてお話したい。
(1)国際コミュニケーションリテラシー養成のための到達目標と指導過程の設定
   Input→Intake→OutputのセオリーをResearch→Interaction→Productionととらえなおすことによる、生徒主体の教室活動の提案。タスク活動例。教科書を用いた指導例。
(2)英語コミュニケーション能力の評価法(パフォーマンステスト)の開発と実施
   評価と授業の関連モデルの提案
(3)地域の小中学校との連携をとおしての英語コミュニケーション能力の養成
   交流授業の実際と教材について

埼玉県立南稜高等学校 教諭
外国語科長
小河 園子 氏