大学の新しい情報化 T12 6月1日 (木) 15:50〜17:50
大学におけるe-Learningの様々な活用
講師:
東京大学
大学総合教育研究センター 助教授
中原 淳 氏

日本大学 国際関係学部
国際ビジネス情報学科 教授
豊川 和治 氏

桜美林大学 単位互換協定会事務局・課長
大学教育学会・事務局長
本郷 優紀子 氏
講演内容:
我々は何処から来て、何者で、どこへ行くのか〜東京大学における教育の情報化〜
東京大学では、2005年より、「教育の情報化」に関する全学プロジェクトであるTREE Todai Redesigning Educational Environmentを立ち上げました。現在、このプロジェクトのもと、UT OCWやTODAI TV、マイクロソフト先進教育環境寄附研究部門など各種のプロジェクトを推進しています。本講演では、これらのプロジェクトの概要と、東京大学における「教育の情報化」に推進体制、ルールづくりについてお話し致します。

東京大学
大学総合教育研究センター 助教授
中原 淳 氏

e-Learningコンテンツの学内制作の推進事例と課題
日本大学国際関係学部での e-Learning用コンテンツの制作事例を紹介する。
著者は大学発のオリジナルコンテンツこそ、大学の高等教育機関としての重要な役割の一つであると考えており、自ら学内プロデューサの立場でコンテンツ制作の起案・仕様策定・制作指示を実践している。
今回自身でプロデュースしたいくつかのオリジナル教材コンテンツ(大学での一般講義を収録したWebコンテンツ)を紹介しながら、大学の中でのe-Learningコンテンツ制作の推進事例として説明する。
また著作権の問題や学内でのコンテンツ制作体制など、他の大学でも共通と思われる課題点についても具体的に取り上げたい。

日本大学 国際関係学部 国際ビジネス情報学科 教授
豊川 和治 氏

教養教育への総合的取組としてのeラーニングの展望
首都圏西部大学単位互換協定会における教養教育への総合的な取組は、平成16年度、文部科学省の現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)に採択された。
採択後、協定会では「単位互換」、「共同授業」、「高校生のための“大学”セミナー」のeラーニングによる教育環境の可能性を模索し、学びの動機付け、語学学習、教員の授業見学・授業評価(FD活動)などに利用してきた。
今後、実技・実験授業での利用、ひきこもり学生や登校拒否児童・生徒のケアーなど、われわれの工夫次第でeラーニングを活用した学びの世界は拡がっていくように思われる。

桜美林大学 単位互換協定会事務局・課長
大学教育学会・事務局長
本郷 優紀子 氏