大学改革 O08 6月8日 (水) 15:50〜17:50
大学の入試改革・授業改革
講師:
河合塾 河合文化教育研究所 主任研究員
立命館大学 経営学部 客員教授
名古屋外国語大学 理事 現代国際学部 客員教授
丹羽 健夫 氏

京都大学高等教育研究開発推進センター 教授
大学院教育学研究科
教育学博士
田中 毎実 氏
講演内容:
大学入試の水際、そして大学入学後の基礎教育の新しい息吹
国立大学法人化、COE、教育の特色GP、現代GPなどに象徴される一連の流れの中で、研究者・高級技術者養成大学は、いま評価に耐えうる成果を求められている。そこで各大学は成果を出しうる研究者の卵を求めはじめた。成果を挙げることのできる研究者の卵とは、いかなる能力を持った人材か。その人材を掬い上げる入試のあり方と、問題内容とは。
いま大学入試が大きく変貌しようとしている。
一方で少子化の波の直撃を受ける、比較的入りやすい大学では、就職の実を上げるための懸命な人間づくりの教育がはじまった。これは新しい意味での教養教育ともいえよう。
新しい時代の波を乗りきれる大学のみが生き残る。そしてその営為が中等教育を変える。

河合塾 河合文化教育研究所 主任研究員
立命館大学 経営学部 客員教授
名古屋外国語大学 理事 現代国際学部 客員教授
丹羽 健夫 氏

FD(Faculty Development)と大学教育改革
FD(Faculty Development)とは、教員が協力して大学の教育機能の向上に組織的に取り組むことです。全国的に多くの高等教育機関でFD研究が盛り上がり、文部科学省から発表された高等教育の将来構想(グランドデザイン)においても高等教育の質的保証・向上の項目で教授方法の改善(FD)が必要であると明記されています。このような状況の中でFD(Faculty Development)による大学授業改革研究の第一人者である田中先生にFDはいかにあるべきか、現状に即した具体的な展開方法についてお話いただきます。

京都大学高等教育研究開発推進センター 教授
大学院教育学研究科
教育学博士
田中 毎実 氏