学校とキャンパス設計−情報と環境− T64-B1 5月10日 (金)10:30〜11:30 対象 大・私・教・設
知的基盤能力の開発-新しい「知」と学習環境-
講師:
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 教授
妹尾 堅一郎氏
プロフィール:
慶應義塾大学経済学部卒業後、大手化学メーカーにて人事および事業戦略等を担当後、渡英。英国国立ランカスター大学経営大学院にてシステム・情報経営学博士課程修了し、92年帰国。同大学スタッフを経て、産能大学経営情報学部助教授、 慶應義塾大学助教授、(株)慶應学術事業会 代表取締役、丸の内シティキャンパス(MCC)総合プロデューサー(校長) を経て現職。総務省地方行財政ヴィジョン委員、警察庁政策評価研究会委員等を務める。専攻は社会人教育、問題学・創題学、プロジェクトプロデュース論、リスクコミュニケーション論他。著訳書「研究計画書の考え方」、「知を読む技術」(近刊)他多数。
講演内容:
情報社会の到来、少子高齢化、経済環境の激変等で、教育環境は大きく変化しています。学習ニーズの多様化、教育主体・学習主体の変化、「知」の権威と所有の変化、知の概念と領域の変化、教育学習観の変化、そして求められる知的資質が変化します。第一は、先端知識です。自分自身や自分の業務の「意味・意義・位置づけ」を行なうためにはフロンティアを知らなければなりません。第二は、豊かな教養です。世界観や歴史観に基づくリーダーの見識が求められるのです。そして第三が「知的基盤能力」です。単なる知識やノウハウではなく、それらを活用する力そのものが問われるのです。この能力開発には、従来の教室とは異なる学習環境が必要となります。「学び合い・教え合う」ラーニングコミュニティを促進する環境とはどのようなものでしょうか。実例を交えて御講演いただきます。
関連サイト:
http://www.sfc.keio.ac.jp/~senoh/slc1/